王女擁立のタイ国家維持党 中央選管が処分検討中と発表
ウボンラット王女殿下を首相候補として届け出たことで「王室を政治に引きずり込んだ」との批判を浴びているタイ国家維持(タイラクサーチャート)党について、中央選挙管理委員会は2月12日、「処遇を検討中」と発表した。検討は13日も行われる予定で、結論が出た段階で選管から説明がある見通し。
タイ国家維持党は政党法違反に問われており、選管は違反があったと判断すれば憲法裁判所に同党の解党を請求することになる。仮に憲法裁が解党を決めた場合、党首など党役員13人は10年間あるいは永久に公民権停止となる。
また、総選挙(3月24日)までに解党となれば、同党の候補は「候補者は政党に90日以上所属している者に限る」との法規定により他の政党に移籍することができず立候補が無効となる。一方、3月24日以降に解党となった場合は、当選候補は30日以内であれば他の政党に移籍することができる。