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【経済】タイGDP成長率、2.2%超見込む 輸出・利下げなど下支え

パオプーム財務副大臣は、2025年のタイ経済成長率(GDP)が予想を上回り、2.2%を超える可能性が高いと発言した。以下は詳細。

  • 上期の成長率は平均3%、下期はやや減速見込みながら通年では2.2%超の公算
  • 押し上げ要因は輸出拡大、政策金利の引き下げ、総額15万7000億バーツの景気刺激策
  • 既に13万バーツ超が執行済みで、年末から来年前半に効果が本格化

米国の19%相互関税は当初懸念されたが、タイは現地調達比率が高く、競合国より有利に働いているという。

財務面では、公的債務の対GDP比が64.2%に低下し、利払い負担も政府歳入比9%と安全水準を維持。外国直接投資(FDI)の認可件数も過去最高を記録しており、金融センター法案の審議も近く始まる。

副大臣はさらに、「金融政策にはまだ余地があり、必要なら利下げも可能」と述べ、景気支援に柔軟姿勢を示した。新中銀総裁の下で適切な政策が期待できるとの自信も示した。

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