【政治】タイ軍、国境地雷は新規埋設と断定 カンボジアに条約順守要求
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8月27日にタイ・カンボジア国境付近でタイ人兵士3人が負傷した地雷爆発についてタイ陸軍は、「過去の遺留品ではなく新たに埋設されたもの」と断定し、カンボジア側に関与を認めるよう求めた。負傷者のうち1人は右足先を失う重傷だった。タイ兵が地雷で負傷するのは7月16日以来6回目となる。
陸軍報道官ウィンタイ少将は、カンボジアに対人地雷の使用や貯蔵を禁じるオタワ条約の順守を要求したが、カンボジア国防省は8月28日、「国連決議を常に遵守しており、今回の事件に責任はない」と従来の虚偽発言を繰り返した。国境地帯の安全保障を巡り、両国間の緊張が改めて高まっている。
