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【製造】日立エナジー、タイで変圧器工場拡張 需要急増に対応

日立エナジーは、サムットプラカン工場の拡張に45億5000万バーツ(約14百万ドル)を投じると発表した。世界的な電力需要増加に対応し、2027年末までに生産能力を60%拡大する計画だ。

今回の投資は同社が進める総額90億ドルの世界的投資計画の一環であり、製造・R&D・エンジニアリングを強化。工場には最新の安全基準や効率的レイアウトを導入し、生産性向上と持続可能な操業を両立させる。

1990年操業開始の同工場は液体絶縁変圧器の生産拠点であり、世界17拠点の標準技術「TrafoStar」を活用。拡張後は大型変圧器需要に対応できる試験施設も整備する。

日立エナジーは世界市場で高いシェアを持ち、今回の拡張はASEAN域内の電力安定化や雇用創出にも寄与するとしている。日本企業にとっては、域内のエネルギーインフラ事業や部品供給で新たな協業機会が生まれる可能性がある。

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