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【環境】エネルギー大手GULFが中国勢と提携し廃棄物発電12計画を推進

タイ大手エネルギー企業「GULFエナジーディベロップメント」は、中国のエネルギー大手2社と提携し、産業廃棄物を活用した小型発電所12カ所の建設契約を締結した。1カ所当たりの発電能力は9.9メガワットで、中部および東部の主要工業地帯に設置される。

今回の契約は、設計・調達・建設(EPC)の包括契約として結ばれ、対象地域は工業廃棄物の排出量が多いエリアに集中する。タイ政府が掲げる再生可能エネルギー比率の引き上げ政策に沿ったものであり、廃棄物管理とエネルギー供給の両立を目指す取り組みとなっている。

GULFのサラットCEOは、「持続可能な廃棄物処理とエネルギーの安定供給の両立を進める」と強調。このプロジェクトは同社の廃棄物発電分野への本格参入を意味しており、日本企業にとっても、廃棄物処理や再エネ関連ビジネスの市場拡大余地がある分野となっている。

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