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【食品】機能性原料の国産化へ タイ工業連盟が標準化と作付け拡大を提言

機能性食品原料の多くを輸入に頼るタイの現状を受け、タイ工業連盟(FTI)サプリメント部会は、産業標準の整備と大規模作付けの推進を提起した。産地・作期のばらつきが品質の一貫性を損ない、サプライチェーン構築を難しくしているためだ。

注目する素材は黒ショウガ。気候適合性が高く、エナジードリンク・スキンケア原料としての活用が見込める。ただ、タイでは大学・研究機関の実装力がまだ弱く、ベトナムの産学連携に学ぶべき点が多いとのことだ。

9月17日から19日にかけてバンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センター(QSNCC)で開催される「Fi Asia/Vitafoods Asia」は原料・規格・海外販路を結びつける好機。日系企業にとっても①原料の二重調達②GMP・HACCPの適合監査③表示規制・機能性表示の越境対応―のための情報収集の場となりそうだ。

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