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【運輸】タイ空港社 利用者急増で管轄空港の拡張計画を加速

国営タイ空港社(AOT)は、2025年1~8月の利用者が8853万人となり、前年同期比で9.2%増加したと発表した。国際線が5424万人(プラス10.8%)、国内線が3429万人(プラス6.9%)で、離着陸便数は合計54万4590便となる。

また、AOTの今後の主な施策は以下の通りだ。

  • スワンナプーム空港の東側拡張を2030年完成予定で加速、処理能力を年6500万人から8000万人に拡大。第4滑走路、南ターミナル建設計画を推進
  • ドンムアン空港は第3ターミナルを2030年開業予定
  • チェンマイ・プーケット・チェンライ空港も大規模改修

AOTは「ワールドクラス・ホスピタリティ」をコンセプトに掲げ、出入国手続きの所要時間を国際線21~27分、国内線14~15分に短縮。施設面では子ども向けプレイゾーン、コワーキングスペースなど新設し、利用者体験の向上を進める。

さらに、空港周辺でホテル、物流拠点、EV整備施設など28件の商業開発提案を受けており、非航空収益の拡大も狙う。観光・物流に依存するタイ経済にとって、拡張計画は外資企業の参入余地を広げる可能性がある。

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