期間限定バンコク週報無料購読キャンペーン実施中

【財務】タイ上場企業、25年1~8月に総額5000億バーツ超を配当

タイ証券取引所(SET)調査部は、2025年1~8月の8カ月間における上場企業の配当支払い状況を発表した。それによると、SETおよび新興企業向け市場(MAI)に上場する563社が合計593回の配当を実施し、総額は4993億6000万バーツに達した。

この期間中、ほとんどの企業は1回の配当であったが、30社は2回に分けて配当を行った。前年同期(2024年1~8月)は605回の配当が行われたが、今年は回数がやや減少した一方で、配当総額は4232億4000万バーツから4993億6000万バーツへと18%増加した。

配当の集中時期

配当が最も集中したのは3~5月の「配当シーズン」であり、この3カ月間に534回(全体の90.1%)の配当が行われた。特に5月は配当実施が456回に達し、全体の76.9%を占めた。

3~5月の配当総額は4409億5000万バーツであり、前年同期比で20.4%の増加となった。

業種別の配当額

1~8月の配当総額を業種別にみると、上位3部門は銀行、エネルギー・公益、ICT(情報通信技術)であった。これら3部門で全体の大部分を占めており、依然としてタイ経済を支える基幹分野が投資家への還元を牽引

  • 銀行部門:1408億8000万バーツ
  • エネルギー・公益部門:1058億7000万バーツ
  • ICT部門:709億4000万バーツ

この記事がお役に立ちましたら
フォローをお願いします

シェアしていただければ幸いです
目次