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【資源】タイ電力需要 前年比5.5%減少 観光回復で航空燃料は需要増

エネルギー政策計画局(EPPO)によると、2025年上半期の電力消費量は前年同期比5.5%減少した。産業部門の需要低下に加え、家庭や商業施設での使用減少が響いた。

通年でも4.6%の減少が見込まれている。ラニーニャ現象による冷涼な気候や、2024年の猛暑による反動がその背景にある。

エネルギー構成の変化

一次エネルギー消費は2.5%減となり、石炭や天然ガスの利用が縮小した。一方、石油や輸入電力、水力発電の利用は増加している。ガソリン消費は1.6%増、航空燃料は10.9%増と観光回復を反映した。

EPPOは2025年通年のエネルギー需要について前年比1.6%減と予測。石炭・天然ガスの需要減が続く一方で、石油や輸入電力などの需要は底堅く推移すると見込む。

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