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【政治】タイ貢献党が新政権を批判 「資格欠如の閣僚」「安定なき短期政権」

タイ威信党に政権を明け渡したばかりの野党・タイ貢献党はこのほど、新政権に対し強い批判を展開した。チョラナン元党首は、閣僚の多くが資格を欠き、政権自体が「つなぎに過ぎない」と指摘したうえで、「新政権は今後4カ月、権力の座にしがみつくだけだろう」と発言。さらに、新閣僚の人選についても「うわべを繕ったにすぎない」と断じた。

実際、新政権は下院を4カ月以内に解散するとしていることから、政治的安定性への不安が広がっている。タイ国立開発行政研究院(NIDA)の調査によれば、2025年時点で国民の約62%が「政権交代によっても政治の不安定は続く」と回答しており、短期政権への批判は政界にとどまらず世論にも表れている。

経済界からは「短期政権では投資や予算執行が停滞し、国内外の信頼低下を招きかねない」との声が出ており、タイ政局運営は不透明さを増している。

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