【社会】タイ防災局、19県で洪水発生と発表 被災世帯は10万9426に
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タイ防災局は今週初めの時点で、全国19県84郡が洪水被害に直面していると発表した。被害を受けたのは10万9426世帯、36万9724人に上る。死者はピサヌローク県1人、ウタラディット県8人、ペチャブン県1人、ピチット県1人、アユタヤ県8人、ヤソートン県3人。
特にチャオプラヤ川流域では降雨量増加に伴う水位上昇が続いており、工業団地や農業地帯にも影響が拡大している。国家経済社会開発評議会(NESDC)は、洪水による農作物損失が地方経済の回復に逆風となる可能性を指摘する。タイ政府はポンプ場の稼働や仮設堤防の設置を進めているが、長期的には気候変動を踏まえた治水インフラ強化が不可欠となっている。
