期間限定バンコク週報無料購読キャンペーン実施中

【社会】倒壊した123年前の仏塔再建へ タイ文化省が2000万バーツ支出

タイ東北部ナコンパノム県ターウテーン郡で、123年前に建立された高さ13.5メートルの仏塔が倒壊したことを受け、文化省芸術局は再建費用として2000万バーツを割り当てることを決定した。

仏塔はレンガとモルタルで築かれており、地盤の脆弱さに加え、約6年前からひび割れが確認されていた。近隣住民が2025年初頭に崩壊の兆候を報告していたが、補強工事は実施されていなかった。

芸術局によると、再建事業は2026年に着工予定で、地盤改良と構造補強を含めた耐震設計を採用。また、文化財保護法(2019年改正)に基づき、倒壊前の姿を忠実に再現する方針だ。文化省は「歴史的遺産の保全を地域観光と結びつけ、住民の誇りを取り戻す契機としたい」としている。

この記事がお役に立ちましたら
フォローをお願いします

シェアしていただければ幸いです
目次