【三面】中国製格安ドライヤー使用中に少女が感電死 警察が粗悪美容製品多数押収
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タイ東北部ブリラム県で、中国製とみられる低品質ヘアドライヤーを使用していた少女が感電死した事故を受け、警察当局は国内複数拠点を家宅捜索し、品質不良の美容関連製品1万3000点以上を押収した。事故の原因とされたドライヤーは、親族がネット通販で89バーツ(約360円)で購入したものだった。
タイ産業標準局(TISI)は「輸入電化製品の安全認証マーク(TISIマーク)未取得品の流通を取り締まる」と発表。商務省も「オンライン販売業者に対し製品検査証明の提出を義務付ける」として、国内販売ルールの厳格化に踏み切る。
2024年の同局統計によると、安全基準違反で摘発された電化製品は前年比で約40%増加しており、格安輸入商品の監視体制強化が急務となっている。
