【三面】特殊詐欺拠点を家宅捜索、中国人20人逮捕 北部チェンマイで拠点化か
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タイ警察は10月30日、チェンマイ県メーリム郡のプール付き高級住宅を家宅捜索し、特殊詐欺に関与した疑いで中国人20人を逮捕した。容疑者らは当該住宅から中国国内の被害者に電話をかけ、詐欺行為を繰り返していたとされる。
近年、ミャンマーやカンボジアなど周辺国の違法拠点から逃れてタイ国内に潜伏する詐欺グループが社会問題化しており、当局は国際共助の枠組みで取り締まりを強化している。2025年には国境地帯の違法コンパウンドから多数が救出され、タイ警察は最大1万人規模の受け入れ準備を進めた経緯がある。これら詐欺の大半は越境犯罪であり、国内法だけでなく国際機関との連携が不可欠となっている。
なお、タイ当局は2025年にもサムットプラカン県で外国人24人を逮捕しており、継続的な摘発が続いている。
