タイ国王王妃両陛下が中国を公式ご訪問 今年はタイ・中国友好50周年
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タイの国王王妃両陛下が、中国の習近平国家主席の招請に応じて、11月13日から17日までの日程で中国を公式訪問される。訪問期間中には、北京での歓迎行事や首脳会談のほか、経済・投資・観光分野の協力をテーマにした関連行事へのご出席も予定されている。
タイ外務省によれば、今回の中国ご訪問は、2025年がタイと中国の国交樹立50周年に当たることを記念するものであり、両国政府は今年を「タイ・中国友好50周年(ゴールデン・ジュビリー)」として、首脳往来や文化交流事業を集中的に行っている。
中国は12年連続でタイの最大貿易相手国であり、2024年のタイ・中国間の貿易額は約1340億ドルに達した。機械・電機製品など中国からの輸入に加え、タイからはゴムや果物などの農産物輸出が拡大しており、物流面では中国ラオス鉄道やメコン河航路を使ったクロスボーダー輸送も進展している。
今回の国王王妃両陛下の公式訪問では、こうした経済・投資・観光面での連携を一段と深めるとともに、2024年に発効した相互ビザ免除措置の定着や、観光、インフラなど幅広い分野で協力関係強化が図られる見通しだ。
