【三面】タイ北部チェンマイで陸軍レンジャー部隊が麻薬運び屋と銃撃戦 覚醒剤30万錠を押収
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タイ北部チェンマイ県メーアイ郡でこのほど、陸軍第3管区のレンジャー部隊がミャンマー国境近くで5〜8人の麻薬運び屋と遭遇し、約5分間の銃撃戦となった。運び屋は現場から逃走し、部隊は覚醒剤約30万錠入りのバックパックを押収した。
北部国境地帯では、ミャンマー側の武装勢力や犯罪組織による薬物密輸が依然として最大の治安課題とされている。UNODC(国連薬物犯罪事務所)によれば、メタンフェタミンは東南アジアで過去最高水準の流通量となっており、タイへの流入も加速している。
陸軍はドローン監視や夜間監視装置を導入し、国境警備の強化を進めているが、人員配置の難しさも指摘されている。今回押収された数量は1度の摘発としては大規模で、軍は周辺地域での取り締まりを継続する方針だ。
