反軍部政党の国防予算削減案に陸軍トップが猛反発 「中立性欠如」との批判も
反軍部のタクシン派・タイ貢献党が国防予算を削減し、削減分を若い実業家の育成に充てるよう求めていることに対し、アピラット陸軍司令官は2月18日、強く反対する姿勢を示した。
また、プラユット首相も国軍には領地、領空、領海を守るほか、様々な任務があるとした上で国防予算削減に反対すると述べている。
一方、タイ貢献党幹部で同党の首相候補でもあるスダラット女史は、同党は兵器購入予算の1割削減を求めているにすぎないと説明。
さらに、反軍部のその他政党からも「立場が偏っていることの証」「中立性を維持すべき」「政策に反対するなら、批判ではなく話し合いをすべき」といった陸軍司令官への批判意見が出ている。