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【経済】タイ中銀、選挙期の高額現金両替を警戒 100・500・1000札を重点監視へ

  • タイ中銀は選挙期の高額現金両替を監視し、近く書簡で商業銀・国営銀に異常取引の報告を要請すると表明。
  • 重点は100万バーツ以上の大口で、100・500・1,000札の大量両替を想定し買収資金の流れを絶つ。
  • 中銀に両替禁止権限はなく銀行の観察に依存。送金は追跡容易だが現金は経路が見えにくいため、報告データでモニタリングを強化する
  • 総裁は2〜3カ月以内に法令・告示を改め、他機関と連携して現金の不審取引抑止へ踏み込む方針。

タイ中央銀行(BOT)は、選挙期に増える高額の現金両替について、商業銀行と国営銀行に監視強化を求める。ウィタイ総裁は、近日中に書簡を出し、異例の規模や形態の両替を見つけた場合はBOTへ報告するよう協力を要請すると述べた。

対象は、100バーツ、500バーツ、1000バーツ札の大量両替で、特に100万バーツ以上の両替のように「必要性を超える」規模に疑いの目を向ける。現状、BOTには現金両替を直接禁止する権限がなく、当面は銀行からの情報提供に依存する。疑わしい取引があれば報告を受け、BOTが資金の流れを追跡する方針だ。

ただ総裁は、2〜3カ月以内に関連法令や通達を改め、現金取引の抑止に踏み込める枠組みを整える意向を示す。現金は流れが見えにくい一方、送金など電子取引は経路追跡が可能で、透明性が高いと説明する。

なお、過去の不審なバーツ取引は資金洗浄対策当局(AMLO)などへ報告される一方、BOTが直接情報を得られない例があったという。BOTは、見過ごされがちだったデータも取り込み、規模が大きい取引を中心にモニタリングを強める。

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