【貿易】タイ税関、自由貿易区を舞台にした原産地不正にメス 40%要件厳格化と罰則強化
広告

- 2025年12月の輸出は16.8%増、予想8.74%増を上回ったと商務省が発表。
- 12月は米国向け54.3%増、中国向け4.4%増。輸入18.8%増で貿易赤字3億5200万ドル。
- 2025年通年の輸出は12.9%増で4年ぶり高伸。前月11月は7.1%増。
- バーツは2025年に対ドル約9%上昇し、輸出・観光の競争力への影響を当局が注視。
タイ商務省は、2025年12月の通関ベース輸出が前年同月比16.8%増だったと発表した。市場予想(8.74%増)を上回り、同年前月の7.1%増から伸びが加速した。通年では12.9%増と4年ぶりの高い伸びとなった。12月の主要仕向け先では米国向けが前年同月比54.3%増、中国向けが同4.4%増。輸入は12月に同18.8%増となり、同月の貿易収支は3億5200万ドルの赤字だった。
商務省は2026年の輸出見通しについて、米国関税の動きや世界景気の不確実性、バーツ高などを踏まえ減速の可能性を示す。バーツは2025年に対ドルで約9%上昇し、2026年に入っても上昇が続いている。このため、銀行当局は輸出と観光の競争力への影響を注視している。輸出品目では電機・電子関連が押し上げ要因とされ、供給網の分散も追い風となった。
一方で、米国向け輸出を巡っては域内各国に対する関税措置や迂回輸出への目が厳しくなる可能性が残り、企業には原産地管理とコスト対応が課題となる。タイ政府は既存の景気下支え策を進めつつ、為替と貿易環境の変化に機動的に対応する構えだ。
