【商業】原油高による観光客減でタイ音楽祭のタイ客比率が6割超え 国内需要が下支え
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ソンクラン(タイ旧正月)の水かけと一体化した音楽イベントが、燃料高と旅行費上昇の余波を受けて客層を変え始めた。主催側によると、S2Oソンクラーン・ミュージック・フェスティバルは来場者に占めるタイ人比率が6割超となる見通しで、海外客主導だった数年前から流れが反転する。航空運賃や域内移動費が上がり、遠距離の来訪が鈍る一方、バンコク近郊の国内需要が下支えすることになった。
別のソンクラン音楽祭も、原油高の逆風下にありながら前年より手応えが良いとしつつ、観光客の減少が飲食や宿泊など周辺消費を冷やすとみる。タイ政府は節電や公共交通の利用を呼びかけ、物流や家計の負担を抑えるよう呼び掛けるが、燃料高の長期化はイベント経済の体力を奪う。主催者は価格競争より体験価値を磨き、国内客のリピートと高単価席、スポンサー獲得で収益を固める考えだ。
