【食品】タイ農業相、ドリアン輸出目標達成のため品質強化と24時間支援体制を徹底
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スリヤ農業相は5月17日、ドリアン輸出額1目標500億バーツの達成に向け、品質基準の維持と24時間体制での輸出支援を徹底すると表明した。輸出権の不正流用や残留農薬・重金属規制への対応強化が骨子であり、GAP認証を取得した農園・梱包施設のみが中国向け輸出を行えるよう管理体制を抜本的に見直す。
タイのドリアン輸出額は2025年に1258億バーツとなり、前年(1348億バーツ)から下落。生産量が増加する一方で輸出単価が下がるという構造が続いている。この背景には、ベトナム産が中国市場でシェアを急拡大していることがある。対中輸出額では2025年にベトナムが34億ドル超に達し、タイとの差がじわりと縮まりつつある。
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ブランド信頼回復が最重要課題に
今回の対策では農業省・農業商品食品基準局(ACFS)・商務省が連携し、農園から梱包施設に至るサプライチェーン全体の追跡可能性(トレーサビリティ)を強化する。また深夜・休日を問わず輸出業者の問い合わせに対応できる24時間体制の支援窓口を設け、検査通関のスピードアップも図る。 ドリアンの栽培面積が前年比10%増の139万ライ超となっていることから、農業経済局は2026年は増産基調と予測しており、品質管理の一層の徹底が競争力維持のために不可避となっている。
