【車両】日立とホンダ系アステモが自動運転AI開発基盤で提携、2027年3月の完成めざす
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日立製作所と自動車部品メーカーのアステモは5月20日、自動運転車向けの人工知能(AI)を共同開発すると発表した。2027年3月末までにAI開発プラットフォームを構築し、自動運転技術の開発を加速させる。将来的には外部企業への技術提供も視野に入れている。
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両社の強みを融合させる形で協業
日立は現実の環境をデジタル上に再現する「デジタルツイン」技術を提供し、ホンダ系列のアステモは車両制御に関する知見を持ち寄る。開発工程の自動化には自律型AIエージェントを活用する方針も示された。
アステモは日立、ホンダ、JICキャピタルの共同出資で設立された企業で、世界に約8万人の従業員を抱える。日立は2026年3月期の連結売上高が約10兆5867億円に達し、連結子会社606社、従業員約29万人の規模を誇る。自動車産業では「ソフトウエア定義車両(SDV)」への移行が進み、走行中のソフト更新や機能追加が競争力を左右する時代に入った。今回の提携は、従来のハードウエア中心の開発体制からAI主導のソフトウエア開発への転換を象徴するものといえる。タイを含む東南アジアでは日系完成車メーカーの生産拠点が集積しており、自動運転技術の進展はサプライチェーン全体に波及する可能性がある。
