【政治】アヌティン首相がフランス訪問へ マクロン大統領と投資・エネルギーを協議
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アヌティン首相は5月21日から27日までフランスを公式訪問する。首相府報道官によると、今回の訪仏はタイ仏国交樹立170周年にあたり、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることを目指す。マクロン大統領とのワーキングディナーでは貿易、投資、エネルギー、運輸、防衛、航空宇宙産業にわたる幅広い協力を議論する予定となっている。
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IEA、OECDとの会談でエネルギー安全保障も議題に
首相はフランスの経営者団体MEDFインターナショナルとも面会し、航空・宇宙、クリーンエネルギー、防衛産業の分野でフランス企業のタイ投資を呼びかける。さらに国際エネルギー機関(IEA)事務局長やOECD事務総長とも個別に会談し、エネルギー安全保障の強化について意見を交わす。中東情勢の不安定化を受け、タイはエネルギー調達先の多角化とクリーンエネルギーへの移行を急いでおり、今回の訪仏はその一環に位置づけられる。
タイ政府は10月にバンコクで開催されるIMF・世界銀行年次総会に向けて外交活動を活発化させており、フランスとの関係強化は欧州からの投資拡大と国際的なプレゼンス向上の両面で重要な意味を持つ。日系企業にとっても、エネルギー政策の方向性や欧州企業との競合環境の変化を把握する材料となる。
