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【IT】タイ銀行の雇用減少 「AIより支店閉鎖が主な理由」と中銀総裁

タイの銀行業界で雇用が減少しているのは、AI(人工知能)技術の導入よりも、支店網の縮小によるものが主な原因であると、タイ中央銀行(BOT)のウィタイ総裁は明かす。BOTの統計によると、2026年4月時点のタイ全国の銀行拠点数は4575カ所と、2023年末の5082カ所から4年間で約10%減少した。従業員数も2024年末の12万4458人から2026年第1四半期には11万6721人へと縮小している。

デジタルバンキングの利便性向上により、窓口での取引は大幅に減少。銀行各行はAIや自動化技術の導入で業務効率を高めているものの、こうした技術が雇用に与える影響は段階的かつ緩やかだとウィタイ総裁は強調した。

タイ地銀最大手バンコック銀行の支店数はここ数年で1000超から700〜800へと減少。カシコン銀行(KBank)は「K・データ&AIストラテジー」を中核とするデジタル転換計画を進めており、技術と人材の双方への投資を継続する方針だ。

TMBタナチャートバンク(ttb)は2026年のデジタル・ITへの投資額を前年の27億バーツから35億バーツへと約30%増やす計画を明らかにしている。一方で仮想銀行(バーチャルバンク)の本格参入が2026年中に見込まれており、既存行はサービスの差別化を一段と迫られる形になっている。

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