【エネルギー】タイバンチャック、香港シェブロン子会社を完全子会社化し海外事業拡大
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タイのエネルギー大手バンチャック・コーポレーション(BCP)は6月30日、完全子会社を通じて香港の石油販売会社シェブロン・ホンコン・リミテッド(CHK)の全株式取得を完了したと発表した。今回の買収により、BCPは香港でサービスステーション31カ所を含む石油小売事業、産業用・船舶用燃料事業、石油ターミナルを傘下に収めることになる。
買収後もCHK傘下のサービスステーションは、シェブロンとの商標使用契約に基づき「カルテックス」ブランドで営業を継続する方針。CHKは石油小売のほか、産業用燃料や船舶用燃料も扱う多角的なエネルギー企業で、国際基準に適合した石油ターミナルと桟橋も保有する。香港市内・郊外に展開する31カ所のサービスステーションは、同地域の石油小売市場の主要プレーヤーの一角を占めている。
BCPは今回の買収を、タイ国外での燃料小売事業拡大に向けた戦略的な布石と位置づけている。あわせて船舶用燃料事業の統合を進め、顧客基盤の拡大とエネルギー物流体制の強化を進める考えだ。香港は自由貿易を基本とする成熟した経済圏であり、法制度が整い信用格付けも高いことに加え、アジア有数の物流・海運拠点でもあることから、今回の取引に適した市場と判断した。BCPは声明で、今回の投資はタイのエネルギー事業を地域レベルへと押し上げ、対外的な信頼構築にもつながる重要な一歩だと説明している。
