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【政治】タイ首相、客室乗務員の麻薬密輸事件を受け空港検査体制の見直しを指示

タイのアヌティン首相兼内相は、タイ国際航空(THAI)の客室乗務員がオーストラリア・メルボルンでヘロイン密輸の疑いで逮捕された事件を受け、麻薬取締委員会(ONCB)など関係機関を集めた対策会議を招集した。

事件は、乗務員の女性がスワンナプーム空港からの出国時に手荷物検査を通過し、6月25日にメルボルン空港に到着した際、オーストラリア当局の検査で違法薬物所持が見つかったというもの。1キロ超のヘロインを密輸しようとした疑いで、豪州連邦警察と国境警備隊が女性を逮捕した。

スワンナプーム空港側は、乗務員のかばんが出国時のエックス線検査を通過したのは、爆発物など航空保安上の脅威を検出できなかったためであり、通常の出国検査は麻薬の摘発を主目的として設計されていないと説明。麻薬の検出は主に到着時の検査で、探知犬などの手法を用いて行われることが多いという。

アヌティン首相は、タイが薬物の中継地になっているとの見方を否定した上で、密輸を企てる者への取り締まりを緩めることはないと強調。タイでは麻薬関連の犯罪は厳罰の対象であり、少量であっても無期懲役に問われる可能性がある。

日系企業にとって、この事件による直接の経済的影響は小さいが、航空会社の乗務員管理や空港のセキュリティー強化は出張者や駐在員の渡航にも関わる話題だ。乗務員向けの検査手順が見直されれば、出入国時の所要時間や手続きが変わる可能性があり、動向を注視しておく必要がある。

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