【経済】タイ6月の消費者物価は前年比2.42%上昇、予想を下回るも見通し維持
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タイ商務省は6日、6月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.42%上昇したと発表した。前月の2.79%増と比べると伸びが鈍化。ロイター通信がまとめた市場予想の2.79%も下回る結果となった。今回の上昇率は、タイ中央銀行が目標とする1%から3%の範囲内に収まっている。
また、エネルギーや生鮮食品など値動きの大きい品目を除いた「コアCPI」は、前年同月比で1.23%の上昇にとどまった。商務省は、今年通年のインフレ見通しについて、これまでどおり1.5%から2.5%の範囲を維持すると発表している。
商務省貿易政策戦略局のナティヤ副局長は、記者会見で「物価上昇率は今後さらに高まっていく」との見方を示す。同局は、第3四半期の物価上昇率を2.79%、第4四半期を3.02%と予測しており、年後半にかけて上昇の勢いが強まる可能性を示唆する。
この背景には中東情勢の影響がある。米国とイランの間で緊張緩和が進んだことを受けて、原油価格は6月時点で1バレル68ドル前後まで下落し、紛争が激しかった時期の75ドルから落ち着きを見せた。ただし石油関連の施設が被害を受けたことや、主要産油国の備蓄が乏しいことから、価格がこれ以上大きく下がる余地は限られるとの見方は根強い。
