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【商業】タイへの外国人観光客数 今年1月~8月で1851万人 前年比3.2%減少

タイ観光スポーツ省は、2026年1月1日から8月1日までの外国人観光客数が1851万243人となり、前年同期比で3.19%減少したと発表した。この間の観光収入は896億2000万バーツにのぼる。国・地域別では中国が307万8486人で最多となり、マレーシア(237万3537人)、インド(137万6433人)、ロシア(110万847人)、韓国(67万9064人)が続く。中国は依然として最大の送客市場である一方、全体の伸びは鈍っている。

スラサック観光スポーツ相は、観光客減少の主な原因を近距離市場の失速と説明。南部国境地域での治安不安に関する報道や、インド路線の座席供給が前年比28.6%減となったことなどが響いたという。マレーシアなど周辺国からの短距離旅行者が渡航を手控える傾向が続く一方、長距離市場は比較的底堅く推移している。

一方、2025年通年の外国人観光客数は3290万人で前年比7.23%減となり、観光収入も1兆5300億バーツへ4.7%減少。2019年のコロナ禍前には年間4000万人近くを記録しており、水準の回復にはなお時間がかかる見通しだ。

政府は数量重視から、高単価な旅行者の誘致へと戦略転換を進めており、査証(ビザ)要件の厳格化や保険加入の義務化なども打ち出している。小売や外食、ホテル業を営む日系企業にとっては、客数の伸び悩みと客単価戦略への転換を踏まえた事業計画の見直しが引き続き求められる。

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