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【物流】タイ南部2橋梁の建設契約に調印 2029年完成予定 物流と観光を後押し

タイ運輸省は8月31日、南部の交通インフラを大きく変える2つの橋梁プロジェクトの建設契約に調印した。1つ目はソンクラ湖に架かる橋で、パッタルン県カオチャイソン郡とソンクラ県クラセシン郡を結ぶ全長約7キロメートルの橋。完成すれば、湖を迂回する現在の道路移動で約2時間かかっていた区間(約80キロメートル)が、直線距離でわずか7キロメートル、15分程度にまで短縮される見通しだ。総事業費は約48億バーツで、斜張橋区間とコンクリート箱桁区間を組み合わせた設計とし、地域の文化的な特色を反映させるという。開通後は道路の安全性向上にもつながると期待されている。

二つ目はクラビ県ヌアクロン郡と同県ランタ島を結ぶ全長約2.2キロメートルの橋で、総事業費は約18億バーツ。現在フェリーで片道30分ほどかかる移動が大幅に短縮され、住民や観光客の往来だけでなく、災害時の避難経路としての役割も期待されている。

2つの事業はいずれも世界銀行からの借款を主な財源とし、事業費の7割を世界銀行からの融資、残り3割をタイ政府の予算で賄う。ソンクラ湖に生息する希少なイラワジイルカの保護など、生態系への配慮策にも予算が別途割り当てられている。

両橋とも工期は約1080日とされ、2029年開通が目標。いずれも南部の物流網強化や観光振興につながる大型インフラ投資であり、部品や資材の輸送、南部に進出する企業のサプライチェーンにも影響を与える可能性がある。

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