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【スタートアップ】CPグループ副会長、大学発イノベーションに5年で1000億バーツ提唱

タイの複合企業最大手チャロン・ポカパン(CP)グループのスパチャイ上級副会長は、バンコクで開かれたバンコク・ビジネスサミット2026で、5年間で1000億バーツを投じ、大学と連携したイノベーション拠点を整備する構想を提唱した。少なくとも5つの大学に拠点を置き、若者の起業や技術開発を後押しする狙いという。

スパチャイ氏はまず、大学生など約200万人を対象に、10人1組のチームに1万ドル相当の資金を提供する「新しい起業家モデル」を提案し、AIや自動化分野を中心に最大20万件のスタートアップ創出を目指すべきと強調。農業分野についても、ドリアンの輸出額が年間40億ドルに達しており、コメの生産額に匹敵する規模になっている例を挙げ、スマート農業やAI、自動化の導入によって生産性を3〜5倍に高められると指摘した。「これからの食は医療になる」とも述べ、健康や長寿に関する研究開発の強化にも意欲を示している。

デジタル分野では、エネルギーやデータセンター、半導体、独自のAI基盤モデル、産業別のAI活用という5階層からなるエコシステムの構築が必要だと訴えた。CPグループ自身も、データの統合やクラウド技術、AIを活用して法人向け取引や物流、流通の最適化を進めているという。また、カシコン銀行のカッティヤー最高経営責任者(CEO)は、金融機関は個別の融資案件への対応から、企業の事業変革そのものを包括的に支援する姿勢へと転換する必要があると応じた。

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