【政治】アヌティン首相が米金融大手・マイクロソフトと会談 AI投資を呼び込み
広告

国連総会に出席するため米ニューヨークを訪れているアヌティン首相は、米金融大手バンク・オブ・アメリカ、米IT大手マイクロソフト、米債券運用大手PIMCOの経営幹部とそれぞれ会談。タイが海外からの資金や協力を受け入れる準備が整っていることを伝えた。首相は国連総会の一般討論にも出席している。タイ経済紙プラチャーチャート・トゥラキットが9月23日に報じた。
タイ首相府報道官によると、バンク・オブ・アメリカの国際部門のトップは、人工知能(AI)やデジタル技術の振興、クリーンエネルギーへの移行を進めるタイ政府の方針を評価。同氏は、10月にタイで開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会に合わせて訪タイする予定だという。
また、マイクロソフトとは、デジタル分野やAI、デジタルインフラ、人材の技能育成、サイバーセキュリティーでの協力の拡大を協議。タイを地域のデジタル経済・AIの中心地にする目標に向け、連携を深める考えで一致した。首相は、タイの経済協力開発機構(OECD)への加盟手続きを同社が支援していることに謝意を示した。OECD加盟により、タイの制度や規制を国際水準に近づき、企業が世界の供給網に加わりやすくなる効果が期待されている。
PIMCOとは、世界の経済・金融の情勢や国際的な資金の流れ、機関投資家が投資先を選ぶ際に重視する点について意見を交わした。
首相府報道官は、タイが求めているのは単なる資金ではなく、未来の経済をともに築くパートナーだと強調した。首相は9月20〜27日の日程で日本、米国、英国を訪問中で、各地で投資誘致を進めている。
なお、10月のIMF・世界銀行総会は、タイが世界の投資家に自国を売り込む大きな機会となる。
