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【不動産】チャチュンサオ県の住宅在庫は消化に6年 地場不動産会社は逆張りで2件の新規開発

東部経済回廊(EEC)の一角を占めるチャチュンサオ県で、売れ残った住宅の在庫がたまっている。今の販売ペースでは在庫をすべて売り切るのに約6年かかるとされる。そうした中、地元の不動産会社マルアイ・リアルエステートが、新たに2つの住宅開発を始める。タイ経済紙クルンテープ・トゥラキットが9月22日に報じた。

1件目は「ソートン5」で、約55ライ(約8.8ヘクタール)の土地に戸建て住宅と二戸一住宅を建てる。事業費は15億バーツ。2件目の「バーン・マルアイ・バンナー〜バンパコン」は、約25ライの土地に175戸を建てる計画だ。うち94戸は平屋の二戸一住宅で、価格は約200万バーツから。残りは2階建ての戸建て住宅となる。

同社は高級住宅の分野でも販売を進めている。約35ライの土地に103〜125戸を建てる既存の事業は、価格が799万〜3500万バーツ。これまでに30戸、約3億5000万バーツを売り上げ、2年ほどでの完売を見込む。親会社パトゴー・グループの副社長は、在庫が多い市場でも、県内に移り住む働き手からの住宅の需要は続いているとの見方を示す。2026年の販売目標は、前年の約3億バーツを上回る4億5000万バーツとした。グループ全体では8億〜10億バーツを目指す。

チャチュンサオ県はバンコク都の東隣にあり、工業団地が集まる。EEC開発に伴い、県外から働き手が移り住む流れが続いてきた。一方、タイの住宅市場は家計債務の重さから銀行が住宅ローンの審査を厳しくしており、全国的に販売が伸び悩んでいる。不動産情報センター(REIC)によると、銀行が売りに出す差し押さえ中古住宅は2026年第2四半期に122.9%増えている。

EECで働く日系企業の従業員向けの住宅や、工業団地周辺の不動産を検討する際には、需給の緩みを踏まえた価格交渉の余地がありそうだ。

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