【貿易】国境・通過貿易が8月は34.2%増、中国向けの電子部品と果物がけん引

タイ商務省外国貿易局のアーラダー局長は9月26日、8月の国境貿易と通過貿易の合計額が2016億バーツと前年同月比34.2%増えたと発表した。輸出は38.2%増の1037億2000万バーツ、輸入は30.3%増の978億8000万バーツで、58億4000万バーツの黒字となった。1〜8月の累計は1兆5434億500万バーツと15.3%増えている。
マレーシア、ラオス、ミャンマー、カンボジアの隣国4カ国と陸路で行う国境貿易は、8月に790億6800万バーツと23.6%増え、2カ月続けて前年を上回った。国別では、マレーシアが45.0%増の391億900万バーツで最も多い。コンピューターや電子回路など電子部品のやり取りが活発だった。ミャンマーは18.2%増と12カ月ぶりに前年を上回り、燃料や生活用品の輸出が伸びた。
目を引くのはカンボジアである。8月の取引はわずか3万3241バーツと、99.7%も減った。中身はトラート県の税関に届いた社員の制服で、国際郵便で送られたものだという。両国の国境検問所の閉鎖が続き、陸路の取引はほぼ止まっている。このため、1〜8月の国境貿易は5913億8200万バーツと7.1%減に沈んだ。
一方、隣国を経由して第三国と行う通過貿易は、8月に1225億3200万バーツと42.1%増えた。相手国では中国が642億3900万バーツと最も多く、シンガポール(73.9%増)、ベトナム(56.1%増)が続いた。主な輸出品は、ハードディスクドライブが120億6100万バーツ、生のドリアンが98億100万バーツ、電話機と部品が94億8100万バーツ。ドリアンなどの果物はラオスを通って中国南部へ運ばれる。
外国貿易局は、タイが電子部品の組み立てと物流の拠点として、シンガポール、マレーシア、ベトナム、中国のサプライチェーンをつないでいると分析した。
