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【不動産】洪水でバンコクのコンド新規発売の延期相次ぐ 3案件1000戸超が様子見に

バンコクのコンドミニアム(分譲マンション)市場に、洪水の影響が出始めた。不動産サービス大手サビルズ・タイランドによると、7〜9月期に発売を予定していた3つの物件、合わせて1000戸超が発売を先送りした。一部はバンコク東部の浸水地域にある。タイメディア「マネージャー・」が報じた。

延期は計画の中止ではなく、様子見の判断だという。デベロッパーは、洪水が買い手の心理や、その土地の水害リスクの見られ方にどこまで影響するかを見極めたい考えだ。中小のデベロッパーの中には、上半期に発売した物件の販売を一時止めた例もある。

同期の新規発売は8物件・3737戸で、開発総額は約463億4000万バーツだった。戸数は前期を上回ったものの、87.61%にあたる3274戸を上場する大手が占め、非上場の会社は463戸に留まった。資金に余裕のある大手だけが発売の時期を選べる状況がうかがえる。

9月末時点で販売中の物件は16万7841戸あり、このうち61.48%の10万3191戸が売れた。売れ残りは6万4650戸に上る。価格帯では、1平方メートル当たり5万〜15万バーツの中価格帯が13万59戸と全体の77.48%を占めた。買い手の購買力が戻りきらず、住宅ローンの審査も厳しいため、各社は完成済みの在庫を値下げして売る動きを強めている。サビルズは、2026年通年の新規発売を約2万戸と見込む。

不動産調査会社クッシュマン&ウェイクフィールドは、洪水の影響は1年未満の短期に留まるとの見方を示している。ただ、浸水した地域の売れ残り物件は、今後買い手に敬遠され、売りにくくなる恐れがあるという。

駐在員の住まい選びや、日系企業の社宅選定でも、立地ごとの浸水リスクを確認する重要性が、これまで以上に高まりそうだ。

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