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【商業】サイアム・ピワット プーケットに100億バーツの商業施設 2027年開業へ

タイの大手商業施設運営会社サイアム・ピワットは、南部プーケット島で投資額100億バーツを超える大型プロジェクト「アイコン・プーケット」を発表した。商業施設とアトラクション、娯楽を一体化した新しい形の集客拠点で、2027年の開業を目指す。1日あたり8万〜10万人の来場を見込む。創業67年の同社が、首都圏の外で大きく打って出る形だ。

建設地は島の北部、タラーン郡シースントーン地区。総事業費500億バーツ超、面積500ライ(約80ヘクタール)規模の複合開発「シンセシス・アーク・プーケット」の中核施設となる。開発全体はプーケット初のスマートシティ(ITで交通やごみ処理などを効率よく管理する街)のモデルと位置付けられた。

施設内には、この地域で初めてとなる世界水準のアトラクションを12カ所設ける。敷地の約3分の1を娯楽施設に、4割を緑地に充てる計画だ。建物のデザインは、パンガー湾の石灰岩の奇岩をモチーフにする。環境にやさしい建材や再生資材も使い、国際的な環境基準に合わせるという。

雇用効果も大きい。建設から運営までに5万〜8万人の雇用を生む見通しだ。南部14県の中小企業や地域の生産者とも組み、地元の商品を国内外の客に届ける場にするとしている。観光だけに頼らない地域経済づくりを後押しする狙いもある。

同社はバンコクでサイアム・パラゴンや、チャオプラヤー川沿いのアイコンサイアムを運営。アイコンサイアムは、国際的な不動産見本市MAPICの2025年の表彰で、過去30年で最も影響力のある商業施設の上位3つに選ばれた。

チャダーティップ最高経営責任者(CEO)は、南部を世界から注目される「チャンスの地」にしたいと語った。プーケットは外国人観光客の多い国内有数のリゾート地。日系の小売りや外食企業にとっては、新たな出店先の候補になりそうだ。

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