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【工業団地】IEATが全工業団地に堤防点検を指示、アユタヤとチョンブリを重点警戒

タイ工業団地公社(IEAT)は、北部からの増水と再度の大雨に備え、全国の工業団地に堤防の点検と排水ポンプの増強を指示した。IEATのスメート総裁がタンセタキット紙に明らかにしたもので、アユタヤ、チョンブリ、バンコクの3地域を重点的に警戒している。

総裁によると、最近の降雨は過去10年の想定を上回り、従来の計算では対応しきれなくなった。このため北部からの流入水、雨水、団地内の水量をすべて計算し直し、必要なポンプの台数を見直す。「水量が以前の想定から変わったことが現在の課題だ」と語った。

9月下旬にはバンコク東部のラートクラバン工業団地とバンチャン工業団地でも、構内の水位が最大50センチに達していた。排水の方法にも課題が残る。団地から運河へ水を出しても、運河の流れが悪ければ周辺の住宅地にあふれかねない。そこで水を押し流す設備も用意し、地域全体で水を管理する方針だ。周辺の地域社会への影響を抑えることも重視する。

最もリスクが高いのは、北部からの水を直接受けるアユタヤだという。ただ同地の団地は訓練や想定演習を重ねており、ポンプの追加で対応できる見通し。アユタヤでは2011年の大洪水で複数の工業団地が浸水し、多くの日系工場が長期の操業停止に追い込まれた経緯がある。一方、これまで浸水被害のなかったチョンブリでも今回問題が表面化しており、雨水への警戒が必要とした。プラチンブリはほぼ影響がないという。

チョンブリ県のアマタシティ工業団地では9月末に堤防が損傷し、構内の水位が40センチに達した。IEATは全団地を一括して対策の対象とし、さまざまな水の状況に備える構えだ。日系企業にとっては、自社工場だけでなく部品の調達先や物流ルートを含めた浸水リスクの再点検が求められる局面である。

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