「プラユット首相は公務員ではない」 首相候補も違憲ではない
プラユット首相が国民国家の力(プランプラチャーラット)党の首相候補となったことについて憲法違反と指摘する声が出ていたが、オンブズマン事務所はこのほど、問題なしとの判断を示した。
憲法では「公務員は首相候補になれない」と規定されていることから、プラユット首相が現政権の後ろ盾である国家平和秩序評議会(NCPO)の議長でもあることが問題視。「NCPO 議長は公務員であり、プラユット首相は首相候補とはなれない」とする指摘があった。
だが、オンブズマン事務所によれば、憲法裁判所が過去に示した判断に従えば、NCPO 議長は公務員に該当しない。従ってプラユット首相が国民国家の力党の首相候補となったことに問題はないとのことだ。