挙国一致内閣案 プラユット首相「検討は時期尚早」
一部の政治家から政治の行き詰まりを打開するためにすべての政党が協力して国政を担う挙国一致内閣案が出ているが、プラユット首相は4月9日、「(挙国一致内閣を樹立するためには)法律面の検討を注意深く行う必要があるが、時期尚早である」と述べ、今のところ挙国一致内閣の樹立について話し合う必要はないとの見方を示した。
総選挙は3月24日に投票が行われたものの、いまだ新政権樹立の見通しは立っていない。中央選管は5月9日までに正式な選挙結果を発表する見通しで、その後、連立樹立に向けた話し合いが本格化する見通し。このため、首相は現時点で政治が行き詰まっていると判断するのは適当でないと考えているという。