中央選管が当選者公式発表 反軍部陣営の連立政権樹立は困難に
中央選挙管理委員会は5月8日、前日の総選挙の小選挙区当選者公式発表に続き、比例代表当選者を公式発表した。それによると、タクシン派のタイ貢献党を中核とする反軍部陣営は下院500議席中245議席で過半数に達せず、連立政権樹立は困難となった。
一方、プラユット首相の続投を支持する親軍部政党「国民国家の力党」は253議席と過半数ラインを上回る見通しであり、このため国民国家の力党率いる陣営による連立政権樹立の可能性が今のところ濃厚となっている。
なお、関係筋によれば、親軍部陣営は各党への閣僚ポスト割り振りについて折衝を開始しており、民主党とタイ威信党にそれぞれ6ポストずつ与えることが内定したという。