タイ東北部で販売の「魔法のカード」から安全基準を上回る放射線を確認
東北部コンケン県で万病に効くという触れ込みでクレジットカードサイズの「パワーカード」というものが1枚1500バーツほどで販売されていたことを関係当局が問題視しているが、このなか原子力平和事務所(OAP)はこのほど、カードの表面に放射性同位元素のウランとトリウムが存在し、その放射線量が安全基準を大きく上回っており人体に有害である恐れのあることが確認されたと発表した。カードはインドネシア製とされる。
OAPは村人の多くがカードを購入したとされる地区で放射能汚染がどの程度かを検査する予定という。
また、このカードを扱っているのは南部ソンクラ県ハートヤイ市にある会社とされるが、タイ版FBIの法務省特別捜査局は6月17日、同社の捜査を開始した。