上院議員選任問題 最高行政裁が市民グループの訴えを却下
軍事政権の後ろ盾である国家平和秩序評議会(NCPO)の設置した委員会が上院議員を選任したことを問題視する市民34人が最高行政裁判所に「選任方法が不当」として訴えていたが、同裁判所は6月25日、「この件は最高行政裁判所が扱うものではない」として訴えを受理しないことを決めた。
先に下級審の中央行政裁判所に訴えていたが、こちらも却下されている。
同グループでは、「NCPOの委員会による上院議員選任は、公平ではなく、プラユット氏を新首相に選ぶことだけが目的の不当なもの」などと主張していた。