活動家殺害事件 当局関与との憶測も 首相が犯人の迅速捜査を指示
ペチャブリとプラチュアプキリカンの西部2県にまたがるケーンクラチャン国立公園内で生活していた少数民族カレン族の人権保護に尽力していた活動家のポラチさんが2014年4月から行方不明となり、また先にポラチさんの頭骨の一部がケーンクラチャン・ダムから見つかったことでポラチさんが何者かに殺害されたとの見方が強まっている。このため、プラユット首相は、「犯人が誰であろうと法を犯した者は裁かれなければならない」として捜査当局にポラチさんの死についてしっかり捜査するよう指示した。
ポラチさんが失踪した当時、カレン族の住民は公園からの立ち退きを当局から迫られており、所在不明となったポラチさんについては以前から「地元当局に殺害された」との指摘が出ていたとのことだ。