政府広報局で仲間割れ 副局長が局長の不正を下院腐敗委員会に提訴
テレビ局・ラジオ局を運営する首相府政府広報局(PRD)のチャルーン副局長が9月17日、下院腐敗委員会への訴えの中で、3月の総選挙に関する報道において政治的中立を維持しなかったなどとサンサーン局長を批判した。局長は選挙運動期間中に特定政党について報道するよう指示したとのことだ。
さらに、総工費2500万バーツにのぼるPRDの建設プロジェクトでは、建物が設計図通りに建設されておらず、建物引き渡し後すぐに修理が必要な状態だったが、これは局長の職務怠慢が原因とのことだ。
このような批判に対し、サンサーン局長は17日、批判が事実に基づいたものではないと反論するとともに事実関係の解明に協力する意向を示すとともに、下院委員会に訴え出たことについて副局長のその権限があるのかとの疑問も呈した。