陸軍トップが指摘 「タイは代理危機に直面している」
アピラット陸軍司令官は12月20日、現在の政治状況と反政府集会が予定されていることについて記者から意見を問われたのに対し、「タイは代理戦争ならぬ代理危機に直面している」と指摘した。
同司令官によれば、「代理危機」は「姿を現して政府に立ち向かうことをしないかできない者が首謀者となって起こされた危機」とのことだ。
また、この見方を裏付けるべく誰が首謀者なのか明らかにするよう記者から求められたが、同司令官は、「自分で考えてほしい」と答えるにとどまった。
なお、先に野党第2党・新未来党のタナトン党首の呼びかけで大勢の支持者がバンコク中心部に集まって現政権を批判したが、反政府勢力は来年1月12日に本格的な反政府集会を決行するとしている。