新未来党解党判決に大学生ら数百人が抗議集会
憲法裁判所が2月21日、政党法違反を理由に野党第2党の新未来党を解党処分とする決定を下したが、翌22日、これに抗議する大学生ら数百人が国立タマサート大学のタプラチャン・キャンパスに集まり、「正義を求める」などと表明して気勢を上げた。この集会はタイ学生連盟がネットを通じて呼びかけたもの。
新未来党については、新党でありながら昨年3月の総選挙で反軍部を掲げて当選議員数で第3位と躍進を遂げたが、国民国家の力党を中核とする現在の親軍部の連立政権が新未来党を脅威に感じ司法を通じて同党をつぶしにかかっているとの指摘が以前から一部で出ていた。そのため、今回の解党処分も政権の意向を反映したものと見る意見が少なくない。