外国人を治療した病院スタッフ112人が自宅待機 プーケット
タイ南部プーケット県からの報道によれば、交通事故でけがをして入院した外国人男性が新型コロナウイルスに感染していることが判明した後、敗血症を併発し死亡したが、感染リスクの高い歓楽街を訪れていたことを病院側に伝えていなかったことから、治療に当たった病院スタッフ112人が2週間の自宅待機を余儀なくされることになった。
県当局によれば、3月25日、ハンガリー人男性が交通事故に遭ってチャロン病院に搬送され、その後、ワチラ・プーケット病院に転院し手術を受けた。同病院に入院中、男性は体調不良を訴えたが、感染例が数多く報告されている歓楽街に出入りしていたことなどは話さなかった。
その後、病院に見舞いに来た知人の話から男性が歓楽街の近くの宿に2週間ほど滞在し、歓楽街にも出入りしていたことが判明。このため、病院側が感染を疑い、検査を実施したところ感染していることが分かった。
感染が確認された男性は高熱を出し呼吸困難を訴え、4月3日に敗血症で死亡した。