ヘロインに手を出す若者が増加 「健康に害なし」との誤解も
麻薬制圧委員会事務所(ONCB)によれば、その危険性を知らずにヘロインに手を出す若者が増加傾向にあるという。ヘロインはアヘンに含まれるモルヒネから作られる1世紀以上前から存在する麻薬だ。
ヘロイン中毒患者のうちリハビリプログラムを受けた15~18歳の若者は2017年度(16年10月~17年9月)が3744人、19年度が3980人で、今年度は昨年10月から今年5月までの8カ月間だけで2900人を超えている。その大半が新規の中毒患者という。
タイ国内のヘロイン中毒患者の3人に1人は若者であり、ONCBによれば、若者の中毒患者の大半が「ヘロインは健康に害がない」といった誤った認識で手を出していたとのことだ。