新型コロナ感染拡大 タイの学童の読み書き能力に負の影響
政策評価企画調査研究所(RIPED)と公正教育基金が共同で実施した調査「タイ学校準備サーベイ」で、新型コロナの感染拡大により学校が長期間休校となったことが学童の読み書き能力に大きく影響していることが判明したという。
RIPED代表で、タイ商工会議所大学付属幼児教育校校長を兼務するウィラチャート氏によれば、新型コロナのせいで対面授業がオンライン授業に切り替えられたことがとりわけ小学校の教育に大きな影響を及ぼしているという。
特に保護者が子どもの勉強を助ける時間がない場合は、子どもたちはオンライン授業が続いたことで読み書きの能力がアップせず、対面授業の再開に伴い学童の読み書き能力に大きな差が生じていることが露呈する事態になっているとのことだ。