新型コロナ・ワクチンの第1段階臨床試験は10~12月
スウィット高等教育科学研究革新相は7月11日、タイ国内で開発が進められている新型コロナウイルスワクチンについて、動物実験で十分な抗体価の上昇がみられたことから、ボランティアに接種する第1段階の臨床試験が10月から12月にかけて実施されるとの見通しを示した。これは、ワクチン開発に携わる国立チュラロンコン大学ワクチン研究センターなどの報告に基づいたもの。
タイでは、サルへの3回目のワクチン接種が6月30日に行われ、その15日後にサルの血液を調べたところ、十分な抗体価上昇がみられたという。
臨床試験に参加するボランティアは8月と9月に募集が予定されているが、条件などはまだ明らかにされていない。