保健省疾病管理局 大切なのは市中感染ゼロではなく感染者早期特定・治療態勢の構築
新型コロナのタイ国内感染確認ゼロが連続83日となった8月16日、保健省疾病管理局のスワンナチャイ局長は、「これまで国内感染が報告されていないが、これはこの先も国内で感染者が出ないことを保証するものではない」と述べ、感染防止のためのガードを下げてはならないと呼び掛けた。
同局長によれば、「数カ月間新たな感染や感染拡大がみられなかった国々でもここに来て感染者が増加しており、タイでも国内感染が第2波を迎える可能性がある。また、タイの関係当局は国内感染ゼロの継続を目指すのではなく、感染者の早期特定、治療の早期開始を可能とする態勢を整えることに力を入れるべき」とのことだ。
なお、新型コロナウイルス感染症対策センターが16日に発表したところによれば、空港検疫でシンガポールからの帰国者1人の感染が新たに確認された。